社員の自律的なキャリア開発を支援するために、キャリアパスの提示、キャリア相談室の開設等に取り組まれる企業が増えています。一方で、掛け声倒れに終わってしまったり、キャリア面談がその場だけのイベントと化してしまう、キャリア相談室が活用されないなど、期待した成果が出ないまま制度が形骸化しそうという声も聞かれます。
社員が自らの将来像を考え、必要なキャリアを積めるようになるには、組織的な支援が不可欠となります。人材マネジメントに関わる人の間でキャリア情報が共有できて、その情報は適切に更新されていることが必要です。
Rosic人材マネジメントシステムは、人材情報の一元化、キャリアパスの管理、キャリア照会、自己申告、人員構成の可視化の機能を提供しています。Rosicで実現できる、自分自身、部下のキャリア形成に関心を持ってもらうための仕掛けや、人材情報の管理、活用、可視化の仕組みがキャリア開発の推進と定着をサポートします。
キャリア開発では、一人ひとりの社員がキャリアビジョンを明確化して、キャリアの実現に必要となる能力開発やどのような仕事を経験していくかを検討する必要があります。また、定期的なキャリアの振り返りと計画の見直しも必要です。
これらを全て自律的に取り組むことは、特に若手社員にとっては不慣れな部分もあり難易度が高いので、組織的な支援が不可欠となります。
会社が求める人材像をキャリアパスで示し、上司による定期的なキャリア面談の実施、研修の整備、適材適所の配置など会社全体で社員のキャリア開発の支援に取り組む必要があります。このとき大切なことは、一人ひとりの社員のキャリアに関する情報が、管理されていて効果的にキャリア開発の支援に活用できることです。
社員のキャリアに関する情報としては、所属する部署名、受講した研修名だけでは充分とは言えません。どのような仕事を担当したか、そこで何を習得したか、今後やりたいこと等、本人からしか聞けない情報が社員のキャリア開発を支援する上で有用な情報となります。
また「上司は変わるもの」として考えると、上司による部下の評価や課題、本人へアドバイスをしたことは後任者と共有され、継続的な支援ができることが大切です。
このような情報を定期的に収集・管理し、キャリア開発に活用するにはシステム化が不可欠になります。
担当した業務の詳細内容
仕事を通じて習得したこと
受講した研修内容と学んだこと
今後やりたいこと、興味があること
家庭・家庭事情
部下のスキル評価
部下の課題(上司から見た)
部下から聞いている悩み
上司のアドバイス
今後、経験させたい仕事や受講させたい研修
人事面談内容
本人と同ランク、同職種の人と比較した仕事の習熟度など
アセスメント結果
研修メニュー
キャリア情報の一元管理、共有をするためには、すべての情報を一つの器に集めることからはじまります。
まずは、会社が求める人材像やキャリアパスを定義して登録します。
次に、社員一人ひとりのこれまでのキャリア、スキル情報、研修受講歴などの実績情報、キャリア計画や今後の希望などの計画情報を登録します。 また、これらのデータは最新の情報に適宜更新されることがとても重要です。担当した業務の詳細内容、仕事を通じて習得したこと、研修で学んだこと、これからやりたいこと、興味があること等は本人が更新する情報です。上司は部下のスキル評価、今後経験させたい仕事や受講させたい研修などを更新します。
キャリア面談や本人が振り返りをするときは、キャリアに関する情報が1つの画面(キャリアシート)で確認できるようにします。また、本人の社内の同ランク、同職種における相対的なポジションがわかるような情報をキャリアシートに出して、気づきや行動を促すような仕掛けを作ることができます。
Rosic人材マネジメントシステムは、情報を一元化して、情報の更新、効果的なレポートを出力できる仕組みと仕掛けを提供しキャリア開発を支援します。
人材情報の一元管理、キャリア情報の更新、定期的なキャリア面談の実施・振り返りを行う仕組みや仕掛けをつくることで社員の自律的なキャリア開発の推進と定着を支援します。
Rosic人材マネジメントシステムの機能を用いてキャリア計画の作成、実務実績の更新、キャリア面談で使用するキャリアシートを作成し、組織全体でのキャリア情報の共有が可能となります。
Rosic人材マネジメントシステムはキャリア開発の推進と定着をサポートします。